掛け持ちが「NG」になるケース
全ての掛け持ちがNGなわけではなく、問題が生じやすいパターンがあります。
NG例①:同一部位を複数クリニックで施術する
最も危険なのは、同一部位(例えば「ヒゲ」)を複数のクリニックで短期間に施術することです。脱毛施術はレーザー・光を使って毛根にダメージを与えます。施術後の肌は2〜3ヶ月程度の回復期間が必要です。
回復期間前に別のクリニックで同じ部位を照射すると、二重の熱ダメージが蓄積し、火傷・色素沈着・瘢痕(傷跡)のリスクが大幅に高まります。これは施術間隔を守らないことによる肌トラブルの典型的なパターンです。
NG例②:前回の施術情報を隠して施術を受ける
「他のクリニックでも同じ部位を施術していることを隠して施術を受ける」のは非常に危険です。担当スタッフは前回の施術からの間隔・使用したレーザーの種類・出力などを知らずに施術するため、適切な出力調整ができません。
問診票や施術前の確認で「他のクリニックでの施術歴」を聞かれた場合は、必ず正直に申告することが安全な施術のための基本です。
掛け持ちが「問題ない」ケース
一方、全ての掛け持ちがNGではありません。問題のないケースを確認しましょう。
OK例①:異なる部位を別クリニックで施術する
例えば「Aクリニックでヒゲ脱毛」「Bクリニックで全身脱毛(ヒゲ以外)」のように、施術部位が重ならない場合は基本的に問題ありません。それぞれのクリニックが異なる部位を担当する形です。
ただし、Bクリニックの全身コースにヒゲが含まれていないか、コース範囲を事前に確認しておくことが重要です。
OK例②:十分な施術間隔を置いてから別クリニックに乗り換える
Aクリニックでの施術を完了(またはコース契約を解約)してから、十分な期間(少なくとも最終施術から2〜3ヶ月)を置いて別のBクリニックに乗り換えるのは問題ありません。これは「掛け持ち」ではなく「乗り換え」です。
掛け持ちのリスクまとめ
複数クリニックの掛け持ちが問題になる主なリスクを整理します。
- ✓【リスク1】肌トラブル:同一部位への二重照射による火傷・色素沈着・傷跡のリスク
- ✓【リスク2】効果の低下:適切な施術間隔が守られないと毛根の回復が不十分で、脱毛効果が下がる
- ✓【リスク3】費用の無駄遣い:同じ部位に二重に費用をかけることになる
- ✓【リスク4】クリニックへの虚偽申告:他院での施術を隠した場合、万一トラブルが起きても補償が受けられない可能性
- ✓【リスク5】施術記録の分散:複数クリニックに施術記録が分散することで、適切な管理・判断が難しくなる
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クリニックを乗り換えたい場合の正しい手順
現在通っているクリニックに不満があり、別のクリニックに乗り換えたい場合の正しい手順を確認しましょう。
- ✓1. 現在のクリニックに解約を申し出る:特定商取引法に基づき、未使用回数に応じた返金が受けられる
- ✓2. 最終施術日から適切な期間を置く:同一部位の次回施術まで最低2〜3ヶ月(クリニックの指示に従う)
- ✓3. 新しいクリニックのカウンセリングで施術歴を申告:どの部位を・何回・最後に施術したかを正確に伝える
- ✓4. 新しいクリニックで適切な施術計画を立てる:施術歴に基づいた出力・間隔で施術を開始
まとめ:同一部位の掛け持ちを避け、乗り換えは適切な手順で
脱毛クリニックの掛け持ちが問題になるのは「同一部位を複数のクリニックで短期間に施術する場合」です。異なる部位を別クリニックで担当させるケースや、乗り換え時に十分な間隔を置くケースは基本的に問題ありません。
最も重要なのは「施術歴を正直に申告すること」です。安全な脱毛のためには、クリニック間の透明な情報共有が不可欠です。