なぜ脱毛前にシェービング(自己処理)が必要なのか
脱毛施術の前には、施術部位の毛を剃っておく「シェービング(自己処理)」が必須です。なぜシェービングが必要なのか、その理由を理解しておきましょう。
火傷のリスクを防ぐため
毛が伸びた状態でレーザーを照射すると、毛先がレーザーの熱を受けて高温になります。この高温の毛先が皮膚に触れることで、火傷を引き起こすリスクがあります。
毛を短く剃っておくことで、熱が肌表面に伝わりにくくなり、火傷のリスクを大幅に軽減できます。
脱毛効果を最大化するため
毛が長い状態だと、レーザーのエネルギーが毛先に分散され、本来ターゲットである毛根まで十分なエネルギーが届きません。その結果、脱毛効果が低下します。
毛を根元まで剃っておくことで、レーザーのエネルギーが効率よく毛根に届き、最大限の脱毛効果を得ることができます。
施術時間の短縮・追加料金の回避
シェービングが不十分な場合、クリニック・サロンのスタッフが剃り残しを処理することになり、施術時間が長くなります。また、多くのクリニックでは、シェービング代として追加料金が発生します。
自分でしっかりシェービングしておくことで、追加料金を避け、スムーズに施術を受けることができます。
シェービングのベストタイミングは「前日の夜」
シェービングを行うベストタイミングは「施術前日の夜」です。なぜ前日がベストなのか、当日や数日前だとどうなるのかを解説します。
前日の夜がベストな理由
施術前日の夜にシェービングを行うと、翌日の施術時には適度に毛が肌表面に出ている状態になります。毛が1〜2mm程度出ている状態が、レーザーが最も反応しやすく、効果的とされています。
また、前日であれば時間に余裕を持って丁寧にシェービングでき、肌への負担も最小限に抑えられます。
当日のシェービングがNGな理由
施術当日にシェービングを行うと、いくつかのデメリットがあります。時間がない中で焦って処理すると、肌を傷つけるリスクが高まります。また、シェービング直後の肌は敏感になっており、その上からレーザーを照射すると、痛みや肌トラブルのリスクが増大します。
やむを得ず当日にシェービングする場合は、施術の3〜4時間以上前に行い、肌を落ち着かせてから来院してください。
数日前のシェービングもNG
施術の2〜3日前にシェービングすると、当日には毛が伸びすぎてしまいます。毛が長いとレーザーの効果が分散され、火傷のリスクも高まります。
また、毛が伸びた状態でもクリニックによっては施術を断られたり、その場でシェービングが必要になったりするため、必ず前日に処理しましょう。
正しいシェービング方法
シェービングは正しい方法で行わないと、肌を傷つけてしまいます。脱毛効果を最大化し、肌トラブルを防ぐための正しいシェービング方法を紹介します。
電気シェーバーを使用する
脱毛前のシェービングには「電気シェーバー」を使用してください。電気シェーバーは刃が直接肌に触れないため、肌への負担が最も少ない処理方法です。
カミソリは角質まで削り取ってしまい、肌の乾燥や炎症を招きます。毛抜き・ワックス・除毛クリームは毛根から毛を抜いてしまうため、レーザーが反応しなくなります。これらの方法は絶対に避けてください。
部位別シェービングのコツ
顔(ヒゲ)の場合は、小型の電気シェーバーを使い、毛の流れに沿って優しく剃ります。鼻下・顎は凹凸があるため、肌を伸ばしながら丁寧に処理しましょう。
体(腕・脚・胸など)の場合は、毛の流れに沿って剃ります。逆剃りは肌を傷つける原因になるため避けてください。長い毛はハサミで短くカットしてから電気シェーバーを使うとスムーズです。
VIOの場合は、長い毛はまずハサミでカットしてから電気シェーバーで処理します。Iライン・Oラインは見えにくいので、鏡を使いながら慎重に行いましょう。
手が届かない部位の対処法
背中やOラインなど、自分では手が届かない部位は無理に処理する必要はありません。多くのクリニック・サロンでは、手が届きにくい部位は無料でシェービングしてくれます。
事前にクリニックに確認し、背中やOラインはスタッフに任せましょう。無理に処理しようとして肌を傷つけると、その部位は施術を避けることになってしまいます。
施術当日にやってはいけないNG行動
施術当日は、肌のコンディションを最良の状態に保つために、いくつかの行動を避ける必要があります。以下のNG行動に注意してください。
- ✓日焼け止めを塗る:施術部位には日焼け止めを塗らないでください。毛穴をふさいでレーザーの効果を妨げたり、成分がレーザーに反応して肌トラブルの原因になることがあります
- ✓ボディクリーム・オイルを塗る:油分が毛穴に入り込み、レーザーの効果を妨げます。施術当日は何も塗らない状態で来院してください
- ✓制汗剤・デオドラントを使用する:ワキ脱毛の場合は特に注意。毛穴に成分が入り込み、炎症の原因になります
- ✓激しい運動をする:運動で汗をかくと毛穴に汚れが入りやすくなります。また、体温が上がった状態での施術は痛みを感じやすくなります
- ✓飲酒する:前日の深酒も含め、飲酒は体温を上げ、肌を敏感にします。赤みや炎症が出やすくなるため避けてください
- ✓予防接種を受ける:施術の前後1週間は予防接種を避けることが推奨されます。免疫反応で肌トラブルが起きる可能性があります
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施術当日の持ち物と服装
スムーズに施術を受けるために、当日の持ち物と服装についても確認しておきましょう。
持ち物チェックリスト
施術当日に必要な持ち物は以下の通りです。診察券・会員カード(初回は身分証明書)、支払い用のカードまたは現金、保湿クリーム(施術後のケア用、クリニックで用意されることも多い)、帽子や日傘(施術後の紫外線対策用)。
初回の場合は、カウンセリング時に聞いた持ち物を再確認しておきましょう。クリニックによっては、契約書類や印鑑が必要な場合もあります。
施術部位に合わせた服装
施術時には施術部位を露出する必要がありますが、多くのクリニックではガウンや紙ショーツを用意してくれます。
ただし、施術後は肌が敏感になっているため、締め付けの強い服や、ざらついた素材の服は避けましょう。ゆったりとした、肌に優しい素材の服がおすすめです。顔脱毛の場合は、メイクを落とす必要があるため、施術後のメイク直し用品があると便利です。
施術を断られる可能性があるケース
以下のような状態の場合、安全上の理由から施術を断られる可能性があります。該当する場合は、事前にクリニックに相談してください。
- ✓日焼けしている:日焼け肌はレーザーが反応して火傷のリスクがあります。肌色が戻るまで施術を延期する必要があります
- ✓肌に傷・炎症がある:傷や赤み、湿疹がある部位は施術を避けるか、その部位のみスキップすることになります
- ✓体調不良:発熱や風邪の症状がある場合は、免疫力低下による肌トラブルリスクがあるため延期を検討してください
- ✓生理中(VIO脱毛):クリニックによっては生理中のVIO脱毛をお断りしている場合があります。事前に確認しておきましょう
- ✓妊娠中・授乳中:ホルモンバランスの関係で施術を控えるクリニックが多いです
- ✓光線過敏症・光アレルギー:光に対するアレルギーがある方は、事前に医師に相談してください
脱毛前日〜当日のタイムスケジュール例
初めての脱毛で不安な方のために、前日〜当日の理想的なスケジュール例を紹介します。参考にしてください。
前日のスケジュール
【夕方〜夜】入浴後、肌が清潔で柔らかくなった状態で、電気シェーバーを使って施術部位をシェービングします。毛の流れに沿って、優しく丁寧に行いましょう。
【シェービング後】保湿ケアを行います。翌日の施術に備えて、肌のコンディションを整えておきましょう。
【就寝前】十分な睡眠を取り、体調を整えます。アルコールは控えてください。
当日のスケジュール
【朝】軽くシャワーを浴び、肌を清潔にします。施術部位には日焼け止めやボディクリームを塗らないでください。
【来院前】持ち物を確認し、ゆったりした服装で出発します。施術時間に余裕を持って到着しましょう。
【施術後】クリニックでのケアを受け、帰宅後は保湿と紫外線対策を行います。当日は入浴を避け、シャワーで済ませてください。